The Passing : Thinkers


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Thinkers

現代の哲学者および美術史家たちの横顔


Giorgio Agamben
Daniel Arasse
Hans Blumenberg
Massimo Cacciari
Gianni Carchia
André Chastel
Hubert Damisch
Philippe Descola
Georges Didi-Huberman
Pierre Francastel
Vladimir Jankélévitch
Bruno Latour
Louis Marin
Marie-José Mondzain
Mario Perniola
Jacques Rancière
Michel Serres
Victor Stoichita
Taki Kōji
ジョルジョ・アガンベン(Giorgio AGAMBEN, 1942- イタリア)
対立しあうものの境界線上にある裂け目に、あらゆるものを可能にする潜在力を透かし見て、その観点から政治や倫理や美学の枠組みを問い直している哲学者。

ダニエル・アラス(Daniel ARASSE, 1944-2003 フランス)
細部や逸脱に対する徹底した観察をもとにして、イコノグラフィーや精神分析などの手法と膨大な資料の文献学的読解とを縦横に織り交ぜつつ、イメージを精緻に読み解いていく美術史家。

ハンス・ブルーメンベルク(Hans BLUMENBERG, 1920-1996 ドイツ)
「隠喩論(メタフォロロギー)」の構想のもと、古代から近代にいたる哲学・神学・科学・文学を広範かつ精緻に考察し、概念や思考が可能となる素地の変遷を辿っていく哲学者。

マッシモ・カッチャーリ(Massimo CACCIARI, 1944- イタリア)
葛藤や断絶によってこそ可能となる調和について、古代ギリシア哲学・中世キリスト教神学・近現代ドイツの芸術や思想などを自在に往き来しながら考察している哲学者。

ジャンニ・カルキア(Gianni CARCHIA, 1947-2000 イタリア)
古代ギリシア哲学(とりわけプラトン哲学)に深く沈潜しながら、ヴァルター・ベンヤミンはじめ現代の思想との対話を通して、イメージ、美、詩的なもののうちにあらわれる真理を思考しようとする哲学者。

アンドレ・シャステル(André CHASTEL, 1912-1990 フランス)
歴史学的手続きと批評的視点とを巧みに結びあわせつつ、凝縮された文体のうちに個々の作品への眼差しと広範にわたる事象への目配せを織り込む美術史家。

ユベール・ダミッシュ(Hubert DAMISCH, 1928- フランス)
歴史を超え出ていく芸術の理論的な力と、理論を形成し作動させる芸術の歴史性と、その双方の観点から「哲学と芸術の蝶番」的な考察を展開している哲学者・美術史家。

フィリップ・デスコラ(Philippe DESCOLA, 1949- フランス)
自然と文化、人間と非人間という区分を根本的に問いなおすなかで、形象化の理論やイメージの存在論の(再)構想を試みている人類学者。

ジョルジュ・ディディ=ユベルマン(Georges DIDI-HUBERMAN, 1953- フランス)
イメージのもつ感情移入や類似性の力、またその錯綜した時間性を、人類学の視点から捉えなおされた現象学や精神分析に依拠しつつ、考察している哲学者・美術史家。

ピエール・フランカステル(Pierre FRANCASTEL, 1900-1970 フランス)
諸々の芸術作品のことを表象でも表現でもなく形象と捉え、「芸術の社会学」の構想のもと、作品のうち/そとで交錯する多彩な系列の網を辿っていく美術史家。

ウラジーミル・ジャンケレヴィッチ(Vladimir JANKÉLÉVITCH, 1903-1985 フランス)
倫理と美学、道徳と芸術のなかに仄見える、「なにか知れない」「ほとんどなんでもないもの」をめぐって、その決定的な効力と捉えがたさについて思索していく哲学者。

ブルーノ・ラトゥール(Bruno LATOUR, 1947- フランス)
人間と人間以外のものがともに「行為するもの」としてひとつの「集合体」を織りなす、との発想にもとづいて、科学や政治の諸実践を人類学的なフィールドワークの手法により記述していく哲学者・社会学者。

ルイ・マラン(Louis MARIN, 1931-1992 フランス)
表象について、とりわけ権力の表象と表象の権力について、その他動的側面と再帰的側面の二重性に着目しながら、ときに明晰に、ときにパフォーマティヴに、考察していく哲学者。

マリ=ジョゼ・モンザン(Marie-José MONDZAIN, 1944- フランス)
イメージが自由や暴力と取りもつ関係について、ビザンティンのイコノクラスムから現代の映画や写真までを視野におさめつつ、キリスト教神学を出発点のひとつにして考察している哲学者。

マリオ・ペルニオーラ(Mario PERNIOLA, 1941- イタリア)
均質化や逐語性の誘惑に抗して、「通過」や「もの」という観点から、現実のもつ多層性・複数性・差異・異質さを肯定的なものとして考察している哲学者。

ジャック・ランシエール(Jacques RANCIÈRE, 1940- フランス)
経験を規定する権力を「感覚しうるのものの布置」と捉え、さらにその布置を変容させる試みを「政治」と捉えて、美学と政治学を架橋しつつ事象や言説を分析していく哲学者。

ミシェル・セール(Michel SERRES, 1930- フランス)
複数のシステムの相互的な「干渉」「翻訳」「混淆」という観点から、数学・物理学・生物学・人類学・神話学・文学・歴史・社会・政治などあらゆることを混淆させつつ考察する哲学者。

ヴィクトル・ストイキツァ(Victor I. STOICHITA, 1949- ルーマニア→スペイン)
芸術とイメージの歴史を、膨大な同時代史料との突き合わせと大胆な理論的着想とを巧みに織り交ぜつつ、歴史人類学的なひろがりのもとで考察していく美術史家。

多木浩二(TAKI Kōji, 1928-2011 日本)
美術や写真から建築と都市、服飾に家具、さらにはスポーツや旅行や戦争まで、歴史のなかで事物とイメージを生み出し、実践と出来事を引き起こす前言説的領域について探究する哲学者。