The Passing : ルイ・マラン(Louis Marin, 1931-1992 フランス)


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Thinkers

現代の哲学者および美術史家たちの横顔


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ルイ・マラン(Louis MARIN, 1931-1992 フランス)
表象について、とりわけ権力の表象と表象の権力について、その他動的側面と再帰的側面の二重性に着目しながら、ときに明晰に、ときにパフォーマティヴに、考察していく哲学者。

グルノーブルの生まれ。高等師範学校を出たのち、哲学の大学教授資格を取得。ロンドンのフランス学院などを経て、パリ第十大学、高等師範学校、高等研究実践院の教壇に立ったのち、1977年からはパリの社会科学高等研究院で教鞭を執った。パリにて61歳で逝去。

Politiques de la représentation, Paris : Kimé, 2005.
『表象の政治』

l'écriture de soi, Paris : PUF, 1999.
『自己のエクリチュール』

De l'entretien, Paris : Minuit, 1997.
『対話について』

Pascal et Port-Royal, Paris : PUF, 1997.
『パスカルとポール=ロワイヤル派』

Sublime Poussin, Paris : Le Seuil, 1995.
『崇高なるプッサン』

邦訳『崇高なるプッサン』矢橋透訳、みすず書房、2000年

Philippe de Champagne ou la présence cachée, Paris : Hazan, 1995.
『フィリップ・ド・シャンパーニュ、あるいは覆い隠された現前』

De la représentation, Paris : Le Seuil-Gallimard, 1994.
『表象について』

Des pouvoirs de l'image, Paris : Le Seuil, 1993.
『イメージの権力』

Lectures traversières, Paris : Albin Michel, 1990.
『横断する読み』

Opacité de la peinture, Paris : Usher, 1989; Paris : EHESS, 2006.
『絵画の不透明性』

Jean-Charles Blais, Paris : Blusson, 1988.
『ジャン=シャルル・ブレ』

La Parole mangée, Paris : Klincksieck, 1986.
『食べられることば』

邦訳『食べられる言葉』梶野吉郎訳、法政大学出版局、1999年

La Voix excommuniée, Paris : Galilée, 1983.
『放逐された声』

自伝や回想録という表象について、スタンダールの作品を読むことを通してパフォーマティヴに考察したもの。邦訳『声の回復』梶野吉郎訳、法政大学出版局、1989年

Le Portrait du roi, Paris : Minuit, 1981.
『王の肖像』

邦訳『王の肖像』渡辺香根夫訳、法政大学出版局、2002年

Le récit est un piège, Paris : Minuit, 1978.
『物語は罠である』

邦訳『語りは罠』鎌田博夫訳、法政大学出版局、1996年

Détruire la peinture, Paris : Galilée, 1977; Paris : Flammarion, 1997.
『絵画を破壊する』

プッサンとカラヴァッジョのふたりの画家を軸に、絵画を描くこと、見ること、語ることがどのようになされるのについて、パフォーマティヴに考察したもの。邦訳『絵画を破壊する』梶野吉郎、尾形弘人訳、法政大学出版局、2000年

La Critique du discours, Paris : Minuit, 1975.
『言説批判』

Le Récit évangélique, Paris : Desclée Aubier, 1974.
『福音の物語』

Utopiques, Jeux d'espaces, Paris : Minuit, 1973.
『ユートピア的なもの、空間の戯れ』

「ユートピア」という形象を、すべてを中和し宙づりにする「中性的なもの」という観点から考察し、トマス・モアのテクストから、近代黎明の地図、ディズニーランド、イアニス・クセナキスまでを分析したもの。邦訳『ユートピア的なもの、空間の遊戯』梶野吉郎訳、法政大学出版局、1995年

Sémiotique de la passion, Paris : Desclée Aubier, 1971.
『情念の記号学』

Études sémiologiques, Paris : Klincksieck, 1971.
『記号学研究』

邦訳『絵画の記号学』篠田浩一郎、山崎庸一郎訳、岩波書店、1986年



そのほかの邦訳論文

「表象の枠組みと枠のいくつかの形象」栗田秀法訳、『西洋美術研究』9号、2003年

「アレクサンドル・コジェーヴ「歴史の終焉」をめぐる二つの注記」野村直正訳、今村仁司監修『世紀末の政治』(Traverses 6)、リブロポート、1992年

「上下する竹」柴田道子訳、今村仁司監修『ニッポン』(Traverses 5)、リブロポート、1990年

「絵を読む――プッサンをめぐって」岡村多佳夫訳、『美術手帖』1983年2月号〜3月号

「イメージの記述――プーサンの一風景画について」横張誠訳、『エピステーメー』1976年3号