The Passing : ヴィクトル・ストイキツァ(Victor I. Stoichita, 1949- ルーマニア→スペイン)


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Thinkers

現代の哲学者および美術史家たちの横顔


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□Victor Stoichita
Taki Kōji
ヴィクトル・ストイキツァ(Victor I. STOICHITA, 1949- ルーマニア→スペイン)
芸術とイメージの歴史を、膨大な同時代史料との突き合わせと大胆な理論的着想とを巧みに織り交ぜつつ、歴史人類学的なひろがりのもとで考察していく美術史家。

ブカレストの生まれ。ブカレスト大学、ローマ大学、パリ大学にて美術史を修める。ミュンヘン大学の教壇などを経て、1991年からはスイスのフリブール大学にて美術史を講じる。

L'effet Sherlock Holmes, Paris : Hazan, 2015.
『シャーロック・ホームズ効果』

Oublier Bucarest, Paris : Actes Sud, 2014.
『ブカレストを忘れること』

L'image de l'Autre, Paris : Hazan, 2014.
『他者のイメージ』

Figures de la transgression, Genéve : Droz, 2013.
『侵犯の形象』

The Pygmalion Effect. From Ovid to Hitchcock, Chicago : University of Chicago Press, 2008.
『ピュグマリオン効果――オウィディウスからヒッチコックまで』

〈オリジナル/コピー〉という分割を棄却してしまう「シミュラークル」としてのイメージについて、古代のオウィディウス『変身物語』から現代のヒッチコック《めまい》までのピュグマリオン神話の変奏を辿りながら、考察したもの。邦訳『ピュグマリオン効果――シミュラークルの歴史人類学』松原知生訳、ありな書房、2006年

Goya. The Last Carnival (with Anna Maria Coderch), London : Reaktion Books, 1999.
『ゴヤ――最後のカーニヴァル』(アンナ・マリア・コデルクとの共著)

邦訳『ゴヤ――最後のカーニヴァル』森雅彦、松井美智子訳、白水社、2003年

A Short History of Shadow, London : Reaktion Books, 1997.
『影の小史』

プリニウスの語る絵画の起源とプラトンの語る洞窟の比喩から出発して、現代美術に至る西洋美術史における「影」の表象の遷移を、「他者」の表象として読み解きつつ、辿ったもの。邦訳『影の歴史』岡田温司、西田兼訳、平凡社、2008年

Visionary Experience in the Golden Age of Spanish Art, London : Reaktion Books, 1995.
『スペイン芸術の黄金時代における幻視経験』

邦訳『幻視絵画の詩学――スペイン黄金時代の絵画表象と幻視体験』松井美智子訳、三元社、2009年

Efectul Don Quijote. Repere pentru o hermeneutica a imaginarului european, Bucuresti, 1995.
『ドン・キホーテ効果――ヨーロッパ的想像力の解釈学のための指針』

L'instraution du tableau. Métapeinture à l'aube des Temps modernes, Paris : Méridiens Klincksieck, 1993 ; Genéve : Droz, 1999.
『タブローの創成――近代黎明のメタ絵画』

初期近代におけるタブローの成立と絵画/芸術理論、そして社会や文化との関わりを、自己言及的な構造をもつ「メタ絵画」という観点から読み解いたもの。邦訳『絵画の自意識――初期近代におけるタブローの誕生』岡田温司、松原知生訳、ありな書房、2001年

Creatorul si umbra lui, Bucuresti, 1982.
『創造主とその影』

Georges de La Tour, Bucuresti, 1980.
『ジョルジュ・ド・ラ・トゥール』

Mondrian, Bucuresti, 1979.
『モンドリアン』

Pontormo si manierismul, Bucuresti, 1978.
『ポントルモとマニエリスム』

Ucenicia lui Duccio di Buoninsegna, Bucuresti, 1976.
『ドゥッチョ・ディ・ブォニンセーニャの徒弟時代』

Simone Martini, Bucuresti, 1975.
『シモーネ・マルティーニ』


他言語による独自編集の論文集


『絵画をいかに味わうか』岡田温司監訳、平凡社、2010年

二度の来日講演(2003年12月および2009年2月)をもとにした日本語独自編集の論文集。



そのほかの邦訳論文

「集中そして/あるいは蒸発――肖像・自画像・「現代生活」」松原知生訳、『西南学院大学国際文化論集』第24巻1号、2009年

「美術館と廃墟/廃墟としての美術館」松原知生訳、『日仏美術学会会報』第23号、2003年